- 2017年10月30日
11月の休業日
11月は 3日祝日、12日、19日、23日祝日、25日、26日 が休みとなります。 よろしくお願いいたします。
- 2017年10月15日
お直し代が「安いですね」と言われる事
この場所でお店を構えて一年半ほど、まだまだ若輩者なんですが、たまにお客様からお直し代を提示した際「安いですね」 と言われる事があります、たまーに。 別にそんなに安くしているつもりはありませんが、そう言われると内心「あ、もうちょっと高く設定すりゃよかったかな」なんて想いも一瞬頭をよぎりますが慌てて煩悩を打ち消します。 当然手間や時間のかかる物はそれなりの金額になってしまいますが、あまり金額が高いとお直しに対しての敷居が上がってしまう気がして。 以前にも書きましたが、既製品とオーダー製品の「間(あいだ)」を埋められるのがお直しだと思っているのでむしろ敷居は下げたい、もっとポピュラーなものになってもらいたい。 おおまかなサイズのものを自分のサイズに、ありふれた服をもっとパーソナルなものに。 10年後とは言いませんが、20年後くらいには洋服はお直しをして着るのが当たり前、という世の中になっていたら、と思っているので。 そんな先の未来はアパレル業界繊維業界小売業含めいったいどんな世界になっているのでしょうか? 今からは想像もしていない未来かもしれませんね。

- 2017年10月15日
ハンドで袖付け
あるお客様からのご依頼で袖付けをハンドでやり直すという事をやりました。 着用感が変わるとの事で、「なるほどー」と思いました。 普通こういったお直しは普通のお直し屋ではあり得ないことかもしれませんが、いい経験をさせてもらっています。 意外と手縫いで付けても結構綺麗におさまるので、外見で区別はつかないかもしれません。 一言で「袖付け」と言っても構成される要素は「身頃側」「袖側」含め、たくさんあるのでただ地縫いをミシンから手縫いに変えただけではそれほど変化はないかもしれませんが、「結果」をベストなモノにする為、そこに至るまでのところをさかのぼっていくつか手直しをしました。 何事も下準備が結果を左右する、かも。 袖を外した状態 馬の上にのせるとアームホールが浮いています。 接着テープがべったりと付いていて、伸びもしないが縮みもしない、板の用にカチカチ。 これをひっぺがして、返し針とアイロンでしぼるようにします 馬の膨らみにフィットしました。イコール身体にもフィットすると思います。 しつけ後手縫いで進めます、 ずーっと手を動かす事に没頭していると、また久し

- 2017年10月15日
カスタマイズ(サイドアジャスター追加)
ちょっと前、いや結構前にやってみた事です。 ベルト無しの方がおなか周りスッキリするんじゃね!? と思って、ベルト無しで済むようサイドアジャスターを取り付けてみました。 おなかがぽっこりしてくるとベルトのバックルでさらに前方へ膨らむのでこれを誤摩化そうとしたひらめきです。 これは私物のワークパンツ、軍パン?なんですけども かっこいい尾錠が無かったので、手持ちの中からテキトーに使えそうなのを選んで、なんの変哲もない綾テープをミシンで帯に直付け。 なんのテクニックもいらないイージーなカスタマイズ。 これでシャツなんかをインする事は無いと思うので見た目はあまり気にしてません、 思いつきと勢いだけでやってみましたが、いまやアジャスターの効果も必要ないくらいジャスト過ぎるのでもう少しウエストが緩くなってくれたら効果が期待できそうです。

- 2017年10月15日
布継ぎ足し後本切羽
例えば一度丈を詰めて袖が短くなったジャケットがあるとします。 その後気が変わって袖先を本開きにしたいと思ったとします。 本開きとは袖先がボタン留めで開閉できるようになった仕様です。 「あきみせ」とは本開きのように見せている「だけ」のイミテーションです。 そもそも袖のボタンを外したりしないだろう、というスタンスに立って布地も工程も若干省略して生産効率を優先したものでしょうか。 ですので「あきみせ」から「本開き」にする場合いくつか条件があります。 一、ボタンホールがおさまる横方向の余白があること 一、ボタン個数分プラスαの縦方向の「あき」があること 一、ホールを入れる側とボタンを付ける側と分かれるようになっていること 本開き仕様になっていなければ上記のように作り直す必要があります。 本開き仕様になっていても、一度詰めていれば「あき」が短くなっているのでこれも細工が必要です。 文章にするとすごく面倒くさそうに見えますね(書いている自分もそんな気がします) スラックスのウエストを出し詰めする作業を文章にしたとしてもかなり長文になる気がします、ですので結局