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洋服のオイニー

ここ数年ドカジュアルに振れてしまっている自分の冬アウターの2番手。”workers”のクルーザージャケット。

filsonの古着でありそうな、森の中が似合いそうな王道のアメカジ的ウェア。

比較的暖かい今朝のハンガーラックにかけた自分の服の辺りからなんとなくなんとなくオイニーがする、気がする。

加齢臭かミドル臭というやつ。おそらくそれ。

そういえばこれは洗ったりしたことないな、クリーニングに出した事もない、というかそもそもあまりクリーニングは利用しない方で、ニットもアウターなどもできるだけ自分で水洗いをするようにしています、そもそもこんなかたくて目の詰まった厚いウールメルトンなんか水が通りそうもない。

ウールの特徴として水は弾くけど水分は通気するという性質があります、二つの相反する性質を一つで持っているというのは天然素材の優れたところ(もちろんそのような性質をもつ機能素材はありますが)。クリーニングなど繰り返して油分が抜けると綿のように水を吸収しちゃうのでしみにもなりやすいです。

背広などは生地に直接地肌が当たらないようにカラーやカフスのついたシャツを着て皮脂汗が付かないように下着にも気を遣い、着用後は風に通して休ませればクリーニングなど必要ないだろう派です。洗うたびにどうしても風合いが少しずつ損なわれてしまいます。

お気に入りの服ほどよく袖を通すので早く傷むし、劣化もする。

本当は自分はケア(洗濯)やメンテナンスの事も含めてこの「お直し」という仕事を浸透させたいと思っていますがその辺りはまだまだ先の事ですね。

そう、その洗った事のないアウター、首周り衿周り袖口周りはどうしても肌に触れるのでどうもそのへんがあやしい…。

ファ○リーズで誤摩化してばかりいられないので手段としてスチームをたっぷり当てる事にしました。恐らくこれでだいぶ違うだろうと、その上でファブってやろうと。

アリエテの家庭用アイロン。これは簡易ボイラー内蔵なのでとても質のいいスチームがたっぷり出ます。

通常のスチームアイロンは熱せられた部分に水滴を落とし蒸発した水分をあててる感じ、ボイラー型は沸騰させたやかんの口から噴出する蒸気のような感じ。水分より水蒸気の方がより繊維に浸透してくれます。

このスチームをニオイの気になるところへ当ててやると匂いが立ち上がる、立ち上がるミドル臭。

ということは匂い成分が蒸気と一緒に繊維から押し出されたということでは?!全体くまなくたっぷりスチームを当ててやりました、これで大丈夫かな?

ちなみにワーカーズというブランドは岡山あたりで生産されています、あの辺はまだまだ良い機械(ミシン)が残っているようですね、10種類のミシンで10の工程を担う様な。

適度にパターンがモデファイされて今っぽい、それでいてこだわりのある洋服を作られています。 ブランドネームがアイテムによって全然違うデザインというこだわりもすごい。

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