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取れ易いボタン

時々新品の商品でも「釦を補強」とか「付け直し」とかあります。

最初から(製造の段階で)なんとかすればいいのに、って思ってしまいますが、もちろんそんな事は口にも顔にも出さず粛々と作業をするだけです。

なぜそんな事になるのか?という理由は機械で付けられたか、手縫いで付けられたかの違いによると思います。

機械縫いの構造は「環縫い」

チェーンステッチで御馴染みのアレです、一本の糸のループの繰り返し。

スラックスの裾上げにも使われる表に縫い目の無い仕上げもソレです。

糸が一本の為どこかループのひっかかりが外れるとツルツルツルと外れます。

ほどくときは気持ちいいんですけどね。

釦付けというのは手縫いで一個一個つけると一つあたり意外と時間が取られます、機械は当然早くて一瞬。一着あたり10個付けるとして1000着生産するとなると機械に勝るものはないですね。

一方手縫いは布を一針一針すくっていくので糸を引っ張ったらほどけるということはありません。

手縫いの返し縫い、星止めはほどくのも苦労するくらいです。

いつかここで釦の付け方を写真付きで説明してみようかなと思います。

色々方法はあると思うんですが、自分の場合は早くて丈夫に付ける方法ですね。

もし店頭で服を手に取ってボタンが手縫いで付けられていたらそれは手間をかけた証拠といえるかもしれませんよ。

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