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スボンの裾の折り返し

パンツ、スラックス、トラウザース、ズボン色々呼び方はありますが今回は「ズボン」と呼ぶ事にします。

パンツだと下着っぽくも聞こえるし、トラウザースやスラックスよりズボンのほうが文字打ち込みが楽なので、ただそんな理由だけで深い意味はありません。

折り返しというのはカブラのことで特に今回言いたいのはその留め方のことで。

「糸留め」か「スナップ釦」「釦留め」かというだけの話しです。

ご存知のように裾をダブルに仕上げた際、ぺらぺらしないように両サイドを留めるアレで、みなさんどちらを選択されますか?

*糸留めの場合

フラットでスッキリとした見た目

外れにくい

固定されているのでブラシがややかけにくい

*スナップ留めの場合

厚みが出るためやや浮いたようになる

付け外しが容易なので埃取りのブラッシングがしやすい

簡単な特徴ですが作業する側からいえば「糸留め」>「スナップ」>>「ボタン留め」が楽です

ボタン留めはクラシックなディテールでシームを利用したスリットを作ってそこにボタンで留めます。

個人的にはスナップ釦はどうしても金具がチラチラみえて、あまり好きでは無いのですが。

金属の為厚みがでてプレスしにくいのでシームを境に前後に若干オフセットしてつけるようにしています。

以前は糸留めだと埃取りのブラッシングができないと思っていましたが、実際やってみると問題無くできる事がわかりました。

ズボンのダブルの裾は糸埃、砂埃が溜まりがちなので時々ブラシで払いましょう。

裾に限らずブラッシングして埃等を取る事は虫食いの予防、ダメージの確認にもなるので洋服を長持ちさせる事につながるとおもいます。

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