
- 2019年3月17日
靴擦れテープ
裾上げの項でも少し触れた靴擦れのテープがこちら。 新品でもインコテックスとかその辺りのブランドのパンツを購入するとポケットに入っていたりします。 このエッジだけ紐が入ったように、少し分厚くなったテープって国内では見つからなくて、結局イタリアに洋服の仕事で出張するような方にお願いして買って来ていただいてます。 ほら、made in Italy の文字が。 向こうでサルトなどが付属や消耗品を買っているところでは普通にあるみたいです。(一度行ってみたい。手縫いの糸とか買いたい)
ですのでちょっと珍しいカーキや水色とかの色も買って来てもらってストックしています。 この綿テープは以前にも述べたように折り目がつき易い為クリースが保持できるような気がします。
ほんとは全部これでやってもいいのかも知れませんが、数に限りがあるのでそういうわけにもいかなくて、ちょっと「特別感」が欲しい時に使う感じ、ですね。

- 2019年3月12日
手穴かがり(ハンドホール)
今回自ら施したハンドホール(手穴かがり)がこちら。
袖の一番上はメス入れ(切り込み)無し、鳩目が本開き。
糸は普通の「絹穴糸」です。
身頃はその糸(三本撚り)の撚り糸を一本抜いて二本撚りにしてかがったホールです。
つまり糸そのものを細くしています、その分少し針目(ピッチ)が細かくなっています。
手作業なのでこれを行う職人によって、仕上がりの表情は変わります、その人の個性が出るのだと思います。
今の私はこのような表情に仕上がります、作業していて気分がノってくるのは細い糸の方ですね、細かい分没頭するような気分です。
一年後はまた違った表情になっているかもしれません、多少でも進歩していたいと思います。

- 2019年3月11日
裾上げ考
裾上げ考 *2019年3月の記事の再投稿です
最近数年ぶりにスーツを購入しました。
サルトリア・ラファニエッロのメジャートゥメイド(パターンオーダー)です。
袖とパンツの裾はあえてアンフィニッシュにしてもらいました、ハンドホール(手穴かがり)とモーニングカットのダブル仕上げにしてみたかったからです。
普段お客さんにしている作業を自らの服に施してどんなものか確認をしたかったというところが本音です。 裾はフィッティングの際、おまかせで東氏にピンを打ってもらったものの、あとから計ったら少し短く感じたためあらためて自らピン打ちし直そうとしました、が、ズボンを履いて裾にピンを打つという行為は体の硬い人間にとって大変困難なものでした。
いや、体が柔らかくても難しい。
体を折り曲げると裾が上がるから。
ま、なんとか決めた位置で『4,5センチ幅ダブル、モーニングカット』で仕上げる事にしました。 (暗くて分かりにくくスイマセン、シルエットに注目してもらえたら) 自分が打ったピンに自信が持てなかったのか、気持ちがブレて、モーニングカットがやや浅い
- 2019年3月10日
更新します!
使用するブラウザを変えたらウェブサイトが編集できるようになりましたー!
ほったらかしにしてすいません。 根っこがアナログ人間ですしおっさんですし、PCは苦手(涙
でもこれからはぼちぼちをブログアップしていけそうです。